先日書きました、私が嗅覚を失ったことに関する話を書かせていただきます。
よかったら以前の記事から先にご覧ください。
さて、4年前の交通事故で脳挫傷になり嗅覚を失った私でしたが、
嗅覚を失ってから半年くらいした時に、嗅覚がなくなったというお悩みを抱えたAさん(仮名)が当院へご来院くださいました。
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このAさんは、嗅覚がなくなってから
- 味が全くしなくなった
- 嗅覚と味がなくなった悩みから不眠症になって眠れなくなった
- つらくて毎日泣いている
ということでした。
この頃の私はHPなどで嗅覚のことは書いておりませんでしたので、Aさんに私が嗅覚を失ったことを告げると、とても驚いていらっしゃいました。
そして、私は神経がつぶれてしまったので治る見込みはかなり薄いが、あなたは頚椎が原因と思うからおそらく回復するだろうということをお伝えしました。
そして3回目の施術でAさんの嗅覚が無事に回復しました。
Aさんは頚椎が原因で嗅覚が無くなったので、神経がつぶれた私よりはマシだったのです。
しかしAさんは悩んで不眠症になっていらっしゃったのですが、私がやけに明るいことにも驚いていらっしゃいました。
私が嗅覚を失っても明るいのは、事故で神経がつぶれたのだから仕方ないという開き直りとともに、家族の存在が大きいと思い売ます。
先日も妻が『シャトレーゼで買ったこのアイス、フロマージュ味で美味しそうだったから一緒に食べよう』と言ってきました。
そして先に妻が食べ、美味しい!と言って私に半分渡してきました。
私は『味が分からないこと忘れてるら。フロマージュでもチョコでも同じだよ(笑)』と笑いながら言いました。
すると妻は『これは違うかもしれないじゃん。美味しいから食べればいいの。』と言いました。
事故にあった直後から、妻や子供達はこんな調子で明るく接してくるので、随分と助けられてきたと思います。
変に気を使われ、はれものに触るようにされていたら、つらかっただろうなーと思うので、妻や子供達のお蔭で私は明るく過ごす事ができました。
酸っぱいミカンを食べた時に自分が味がしないということを忘れていたように、既に味のない生活は私の通常となっています。
そうはいっても、たまに『美味しいものが食べたいな~』と思ってしまい、つらくなることもあります。
このツラさを抱えて続けているので、ご来院いただいた方の体のツラさも少しは分かると思います。
私の場合は、神経がつぶれてしまったので、治る見込みはかなり低いです。
しかし、あなたの腰痛・首痛・めまい・自律神経失調症などは、体を整えることで改善できる可能性があります。
つらいと思いますが、お1人で悩んでいないで、どうぞご相談ください。