磐田市でめまいに悩む方へ|種類と原因・自律神経の関係を解説
このページでは「めまい」についてやさしく解説します。まず最初に大切なお知らせです。
めまいがある場合は、脳神経外科や耳鼻科などの医療機関を受診してください。
とくに歩けないほど強いめまいは、脳神経外科の受診をおすすめします。
※めまいに加えて「手足のしびれ・麻痺」「言葉がうまく出ない」「物が二重に見える」などがある場合は、ためらわずに救急車を呼んでください。
検査で異常が見つからず「自律神経のせい」「原因不明」「気にし過ぎ」と言われて戸惑う…そんな声をよく耳にします。
私自身も交通事故の後にめまいで悩んだ経験があり、同じように困っている方に役立つ情報をまとめました。
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めまいの症状の種類
- 回転性のめまい:ぐるぐる回っているように感じる。
- 浮動性のめまい:ふわふわ揺れる・船に乗っているように感じる。吐き気や動悸を伴う場合あり。
- 失神性のめまい:立ちくらみのように意識が遠のくことがある。
めまいの主な種類(診断名)
- PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
- 良性発作性頭位めまい症
- メニエール病
- 前庭神経炎
- 椎骨脳底動脈循環不全
- 中枢性発作性頭位めまい症
- 脊髄小脳変性症
- 脳腫瘍
- 起立性低血圧
※医療機関での評価・診断が前提です。
各タイプの解説
① PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)
立つ・歩くなどでふわふわ不安定に感じやすいタイプ。急性のめまいをきっかけに視覚情報や体の動きへの過敏さが続き、慢性化することがあります。
振り向く・立ち上がる・寝返り・階段・車や映像・スマホのスクロール・商品棚を見るなどで症状が出やすいことがあります。
② 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
めまいを起こす疾患の中でも緊急性が高いものです。
二重に見える/片側のしびれ・麻痺/言葉がもつれる/激しい頭痛/意識が遠のくなどを伴う場合は、直ちに救急要請を。
③ 良性発作性頭位めまい症
頭位や姿勢を変えた時だけ回転性めまいが出現。通常は数十秒〜約1分以内におさまり、繰り返すことがあります。
画像検査などで他疾患が否定された後に診断されます。
④ メニエール病
突然の回転性めまいが数分〜数時間続くことがあり、耳鳴り・難聴・耳のつまった感じを伴う場合があります。再発頻度には個人差があります。
⑤ 前庭神経炎
感染後などに起こることがあり、強い回転性めまいと吐き気を伴うことがあります。大きな発作は1回で、ふらつきがしばらく残る場合があります。
⑥ 椎骨脳底動脈循環不全
椎骨動脈などの血流低下により、回転性めまい・ふらつきが起こることがあります。首の動きで誘発されることがあり、症状の持続がやや長い傾向が指摘されます。
⑦ 中枢性発作性頭位めまい症
中枢(脳)側の要因でふわふわめまいが出るタイプ。長時間のうつむき姿勢や首肩のこわばりが重なると、症状が悪化する方もいます。
⑧ 脊髄小脳変性症
歩行時のふらつき・手のふるえ・ろれつの障害などを呈する進行性疾患。専門医の評価・管理が必要です。
⑨ 脳腫瘍
腫瘍の部位によっては、めまいを感じることがあります。気になる症状がある場合は専門医に相談を。
⑩ 起立性低血圧
座位・臥位から立ち上がる時に立ちくらみ・失神感が出る状態。脳の血流が一時的に不足してふらつくことがあります。
首(頚椎)との関わり
多くの方を拝見する中で、首(頚椎)の状態とめまいのつらさが関係していると感じるケースが少なくありません。
自律神経の乱れ、耳の平衡機能、視覚や姿勢の影響、脳への血流など、複数の要素が重なっている場合が多い印象です。
なお、本ページの内容は一般的な情報提供であり、特定の効果を保証するものではありません。医療機関の受診とあわせて、日常の姿勢・生活習慣の見直しも丁寧に行うことが大切です。
当院で大切にしていること
- 首・骨盤を含めた全身のバランス確認
- 筋肉・筋膜・姿勢へのやさしいアプローチ
- ご自宅で続けやすいセルフケアのご提案
これまでの施術経験(4万人以上)をもとに、無理のない範囲でサポートいたします。
※施術の感じ方や結果には個人差があります。医療行為ではありません。
よくある質問(FAQ)(質問をタップすると開きます)
めまいは何科を受診すればいいですか?
歩けないほどの強いめまいや、麻痺・言語障害・複視などがある場合は救急要請を検討してください。
PPPDとは何ですか?
良性発作性頭位めまい症とメニエール病の違いは?
首まわり(姿勢)を整えると楽になりますか?
自分でできることはありますか?