免疫力について
体には病気を治す力が備わっています
あなたはよく風邪をひく人でしょうか?それとも滅多に風邪をひきませんか?
人間には元々病気に打ち勝つ力が備わっています。
これを自然治癒力といいます。
よく風邪をひく人とそうでない人の違いは、この自然治癒力にあります。
病気や風邪だけではなく、怪我を治すのも、体を健康な状態に保てるのも、医療や薬品の力ではなく、私たちがもつ自然治癒力のお蔭なのです。
ヨーロッパには『医者が包帯を巻き、神が治す』ということわざがあります。
医療技術がいくら進歩しても、病気と前向きに闘っていこうとする自然治癒力が弱まると、治るものも治らないのです。
自然治癒力は『免疫力』だけでなく、『防御力』『再生力』『精神力』が関わっているといえます。
免疫力とは
この記事では『免疫力を高める』ことをお伝えします。
免疫力とは、簡単にいえば、細菌やウイルスなどから体を守る力です。
例えば、体温が上がるのは免疫力が働いているからです。
せっかく免疫力が頑張っているのに、むやみに熱を下げると免疫力が低下し、治るものも治らなくなります。
免疫力を高めるには
- 質のよい睡眠をとる
- 血流をよくする
- 基礎代謝をあげる
- 唾液を増やす
- 腸内環境を整える
- 水出し緑茶を飲む
私達がもし風邪をひいた時には、免疫細胞から眠くなる成分が出て体を眠らせようとします。
免疫力は睡眠中に活性化するといわれています。。
睡眠不足・浅い眠り等では免疫力が低下することが分かっています。
自律神経が乱れていると、寝付けない・眠りが浅くなる等、睡眠に障害が発生しやすくなります。
自律神経は背骨や骨盤からのびるため、背骨や骨盤を整えると自律神経が整い、睡眠の質が良くなりやすいです。
細菌やウイルスなどの異物が侵入した時には、毛細血管からリンパ球や白血球が外に出て、それらを攻撃します。
血流が悪いとこの機能が上手く働かないので、免疫力が低下します。
◎血流をよくするためには・・・
・ウォーキングなどの有酸素運動をする
・カフェインの無い水分を一日2ℓとる
・骨盤や背骨を整える(自律神経の改善)。
骨盤や背骨を整えると、血流やリンパの流れが改善します。
骨盤や背骨を整えると自律神経が改善し、抹消の血流が改善します。
体温が1度低下すると、免疫力が約30%低下するといわれています。
基礎代謝の大部分は筋肉によって消費しますので、筋肉量を増やす無酸素運動をしましょう。
唾液には殺菌作用があります。
口呼吸をしていたり、加齢により唾液が減少すると殺菌効果が低下し、細菌やウイルスが増殖しやすくなります。
唾液の分泌は年齢と共に減少しているのです。
・よく噛んで食べる
・水分を多くとる
・暇な時に舌をグルグル動かす
等をして唾液を分泌しましょう。
体全体の免疫細胞の約7割が腸に集まっているともいわれています。
腸内環境の改善のために、、、
・空腹の時間を作る
・漬物など植物性発酵食品をとる
・規則正しい生活をする
などで腸内環境を整えましょう。
鼻やのどの粘膜は、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ最前線ともいえます。
この粘膜による免疫を【粘膜免疫系】といいます。
水出しした緑茶に含まれる、エピガロカテキンという成分が、この粘膜免疫系の働きをよくする効果があることが研究されています。
水出ししたお茶は、熱いお湯で淹れた緑茶を冷ましたものとは違います。
冷たい水や氷で淹れたお茶が水出し緑茶です。
ウイルスや細菌が体内に侵入するのを防ぐ防御力を高めるために、水出し緑茶を飲みましょう。