寝ても疲れが取れない方へ──寝姿勢と寝具で“休まる身体”をつくる方法
睡眠の質を高めるために大切なポイント
睡眠は「時間の長さ」だけでなく、
どれだけ深く休めているか(質)も大切だといわれています。
とくに、睡眠中は脳だけでなく神経・筋肉・内臓など全身の回復が行われていると考えられています。
しかし、寝姿勢が合っていなかったり、首・背中・骨盤まわりの緊張が強いままだと、
体がしっかり休みにくくなる場合があるといわれています。
とくに、神経が休みにくい状態が続くと、
「眠っても疲れが取れない」「朝スッキリ起きられない」といった感覚につながることもあります。
神経が休みにくい状態が続くと起こりやすい不調
睡眠時間をしっかり確保していても、休息が十分に取れていないと、次のような不調がみられる場合があります。
- 眠りが浅い・途中で何度も目が覚める
- 自律神経の乱れ(動悸・だるさ・息苦しさ など)
- 疲れが残る・朝からぐったりする
- 集中力の低下・気分の落ち込み・イライラ
- 風邪をひきやすいなど、免疫が低下しやすい状態
あくまで一般的に言われている例であり、すべての方に当てはまるわけではありませんが、
「睡眠の質」と「日中の調子」が密接に関係していると考えられています。
神経が休まりやすい「寝姿勢」とは?
寝姿勢は、睡眠の質に大きく影響するといわれています。
とくに重要なのは、背骨のS字カーブ(首・胸・腰の自然なカーブ)が保たれているかどうかです。
次のような姿勢が続くと、回復しづらい場合があります。
- 柔らかすぎる寝具で体が大きく沈み込んでいる
- 腰が反りすぎる/丸まりすぎる状態
- うつ伏せ寝が習慣になっている
- 頭を高くしすぎた枕で眠っている
横になったとき、最も重さがかかるのはお尻(体重の約4割ともいわれます)です。
柔らかい敷布団やマットレスではお尻が沈みやすく、背骨のカーブが崩れやすくなります。
「柔らかい寝具ほど気持ち良い」=「体が休まる」ではない場合もある
という点を知っておくことが大切です。
また、枕で頭を高くしすぎると首の角度が不自然になり、
首・肩まわりの筋緊張や呼吸のしやすさに影響することもあります。
枕だけ変えても十分とはいえない理由
「枕を変えればよく眠れるようになる」といった情報も多いですが、
睡眠の質は枕だけで決まるものではありません。
姿勢・首のカーブ・骨盤の傾き・筋肉の緊張・呼吸の深さなど、
体全体のバランスが整ってこそ、枕や寝具が本来の働きをしやすくなります。
そのため、体の状態が整っていないまま枕を替えると、
「一時的には楽に感じても、長期的には負担が蓄積してしまう」こともあります。
枕選びよりも先に、
体が休まりやすい土台(姿勢・骨盤・首のバランス)を整えておくことが大切です。
カイロプラクティックベリーでのサポート
カイロプラクティックベリーでは、寝具の販売や「不眠そのものの治療」を目的としているわけではなく、
“眠りやすい状態づくり” を目的としたケアを行っています。
- 首・背中・骨盤まわりの緊張バランスの確認
- 自律神経の切り替わりに関係する姿勢のチェック
- 寝姿勢・寝返りのクセの確認
- 生活リズムや寝る前の習慣に関するアドバイス
- 体が休まりやすい環境づくりのサポート
「寝ても疲れが取れない」「朝のだるさが続く」「寝起きに痛みを感じる」などのお悩みに対して、
お一人おひとりの状態に合わせたサポートを心がけています。
カイロプラクティックベリーでは、アメリカの大学で学んだ知識と技術をもとに、
寝具や寝姿勢のアドバイス・副交感神経が働きやすい状態づくり・ホルモンバランスや自律神経に配慮したケアなど、
「睡眠の質」を高めるための総合的なサポートを行っています。
延べ40,000人以上の方への対応経験を活かし、
その方のペースや背景に合わせて、無理のない範囲で取り組める方法をご提案いたします。
磐田市・浜松市・袋井市近郊で、不眠や睡眠の質・自律神経の乱れ・寝姿勢についてお悩みの方は、
どうぞお気軽にご相談ください。
睡眠の質と寝姿勢・寝具に関するよくあるご質問
Q1. しっかり寝ているのに、朝起きると疲れが残っているのはなぜですか?
A. 睡眠時間が足りていても、
寝姿勢や首・背中・骨盤まわりの緊張が強い場合は、体が休まりにくいことがあるといわれています。
また、自律神経の切り替わりがスムーズでないと「寝てもスッキリしない」感覚につながることもあります。
ただし、内科的な病気など他の要因が関係する場合もありますので、
気になる不調が続くときは医療機関での相談も検討されると安心です。
Q2. やわらかいマットレスの方が体にやさしいと思っているのですが、どうでしょうか?
A. 一般的に、やわらかすぎる寝具はお尻が沈み込みやすく、
背骨のS字カーブが崩れやすいといわれています。
一方で、硬すぎる寝具も体が浮いたような状態になり、力が抜けにくい場合があります。
体格・筋肉量・今の体の状態によっても合う硬さは変わりますので、
「仰向けに寝たときに、腰や首が楽に呼吸しやすいか」を一つの目安にすると良いかもしれません。
当院では、現在の体の状態を確認したうえで、寝具選びの考え方もお伝えしています。
Q3. 枕を変えれば、不眠や首こりは良くなりますか?
A. 枕は大切な要素の一つですが、
枕だけで睡眠や体の状態がすべて解決するわけではないと考えています。
首のカーブ・背中や骨盤のバランス・筋肉の緊張・呼吸のしやすさなど、
全身の状態が整っていてこそ、枕が本来の役割を果たしやすくなります。
「今の体の状態がつらいまま、それに合わせた枕を選ぶ」と、
一時的には楽でも、長い目で見ると負担が蓄積するケースもあるといわれています。
当院では、体の状態を整えることとあわせて、枕の高さや使い方の目安もお話ししています。
Q4. うつ伏せでないと眠れません。やめた方がいいでしょうか?
A. うつ伏せ寝は、首をどちらかに強くねじった姿勢が続くため、
首や肩・腰に負担がかかりやすいといわれています。
ただ、「今日から絶対に禁止」というよりは、
横向きや仰向けの時間を少しずつ増やしていく方が現実的な場合も多いです。
Q5. カイロプラクティックベリーでは、睡眠の悩みに対してどのようなことをしてもらえますか?
A. 当院では、不眠症そのものを直接「治療」するのではなく、
眠りやすい状態づくりをサポートすることを大切にしています。
具体的には、
- 首・背中・骨盤まわりの緊張やバランスのチェック
- 寝姿勢・寝返りのクセの確認とアドバイス
- 自律神経の切り替わりを意識したケア
- 寝具の考え方や、寝る前の過ごし方のアドバイス
などを通して、少しずつ「体が休まりやすい状態」へ近づけていくお手伝いをしています。
医療機関での診察や治療と併用しながら、生活面・体の使い方のサポート役としてご利用いただく方もいらっしゃいます。
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そんな時は、まずはお話をお聞かせください。



