腰痛の原因と改善方法を解説|骨盤の歪み・姿勢・筋膜の関係とは?

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女性の腰痛の症状のイラスト

・腰が痛くて、すぐにまっすぐに立てない…
・お尻のあたりが痛くなって、怒るようにトントン打ちたくなる…
・前かがみになると腰がズキッと痛む…

こんな腰の痛みにお悩みの方、実はとても多いんです。

病院や接骨院で検査を受けても原因が特定されず、
「年齢のせい」「様子を見ましょう」と言われたまま
その後も痛みや違和感に耐えながら生活している方も少なくありません。

腰痛の原因は、画像検査だけでは分かりにくいこともあります。
ですが、体の使い方や骨格のバランスなど、別の視点から見てみると、
見落とされていた根本原因が見えてくることもあるのです。

このページでは、病院とは異なる視点で見えてくる腰痛の原因について、
わかりやすくご紹介していきます。

腰痛の種類

腰痛といっても原因はさまざまで、次のような状態が含まれます。

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症・分離症
  • 坐骨神経痛
  • 椎間板症
  • ぎっくり腰(急性腰痛)

これらの腰痛は、病院で検査をしても明確な原因が分からなかったり、
処置を受けてもなかなか改善しないことも少なくありません。

レントゲンのイラスト画像

その理由のひとつとして、検査で見えている“部分”と、実際に負担がかかっている“場所”が異なることがあるためです。

つまり、本当の原因が見落とされていることで、痛みや不調が長引いているケースもあります。

腰痛の原因と症状

腰痛がなかなか良くならない方に多く見られる原因として、以下の5つが挙げられます:

  1. 骨盤の歪み
  2. 背骨の歪み
  3. 筋肉のアンバランス
  4. 姿勢のクセ
  5. 筋膜の癒着や緊張

これらの要素が複雑に絡み合い、次のような症状が現れることがあります:

  • 腰やお尻の痛み
  • 脚の痛み・しびれ
  • 前かがみ・立ち上がり・寝返りでの痛み
  • 座りっぱなしや立ちっぱなしで悪化する痛み
  • 足の付け根や股関節の違和感
  • 生理に関係した腰の重だるさ

このあとの章では、それぞれの原因について詳しく解説していきます。

腰痛の原因1:骨盤の歪み

腰痛の原因として非常に多いのが骨盤の歪みです。
骨盤は体の“土台”ともいえる大切な部分で、ここにゆがみがあると、
上半身や腰まわりにさまざまな負担がかかってしまいます。

骨盤の歪みのイラスト

特に女性の骨盤は妊娠・出産に対応するため構造的に柔軟で、
日常の姿勢や動作でも歪みやすい傾向があります。

骨盤が歪むことで次のような影響が出るといわれています:

  • 腰をうまく支えられなくなる
  • 腰の動きが制限される
  • 骨盤の歪みが背骨や筋肉に連動し、腰に負担がかかる

また、座り方・立ち方・寝方・体のねじり癖なども、骨盤のゆがみに影響します。
そのため、ご本人が気づかないうちに歪みが進んでしまっていることも少なくありません。

腰痛の原因2:背骨の歪み

骨盤の歪みによって背骨(特に腰椎)もバランスを崩し、
背骨の歪みにつながることがあります。

体の乱れは、骨の乱れ

背骨は腰椎・胸椎・頚椎と分かれており、そのうち腰の部分にあたる腰椎が歪むと、
神経の圧迫や筋肉の緊張などが起こりやすくなり、腰痛の一因となることがあります。

また、背骨の歪みは自律神経や姿勢バランスにも影響するため、
痛みだけでなく疲れやすさ・違和感といった症状に結びつくこともあります。

腰痛の原因3:筋肉の問題

腰痛の背景には筋肉の状態も深く関わっています。
筋肉が硬くなったり、アンバランスになっていると、動作が制限されたり、血流が悪くなったりして痛みを引き起こすことがあります。

腰痛の女性のイラスト

筋肉の問題は、具体的には次のような状態です:

  • 筋肉のアンバランス(左右差や使いすぎ)
  • 筋肉の緊張(コリや硬さ)
  • 筋肉の弱化(支える力が足りない)
  • 炎症や過緊張による違和感

これらは、骨盤や背骨の歪みの影響を受けて起こることも多く
筋肉が過剰に引っ張られたり、バランスを崩すことで痛みや疲労感を招いてしまいます。

なお、「筋力が弱いから腰痛になるのでは?」と不安に感じる方もいますが、
まずは骨格のバランスを整えたうえで、必要に応じて筋肉の働きを補うことが大切です。

歪んだ体のイラスト

腰痛の原因4:姿勢の問題

日常生活で無意識にとっている姿勢も、腰に大きな負担をかけることがあります。

例えば、以下のような姿勢に思い当たることはありませんか?

  • 骨盤を前に突き出して立っている
  • 背もたれに寄りかかって座る
  • 横座りや足を組むクセ
  • 体をひねって長時間同じ姿勢
悪い立ち姿勢
立ち姿勢
悪い座り姿勢
寄りかかり座り
横座りの女性イラスト
横座り
足を組んだ女性イラスト
足を組む
女性の悪い座り方イラスト
体をひねって座る

このような姿勢が続くと、骨盤や背骨がゆがみ、筋肉が硬くなりやすくなります。
姿勢を少し意識するだけで腰の負担が軽減され、症状が緩和するケースもあります。

腰痛の原因5:筋膜(きんまく)の問題

筋膜とは、筋肉を包んでいる薄い膜で、全身の筋肉を立体的につないでいるネットのような存在です。

筋膜の説明イラスト

この筋膜がねじれたり癒着すると、筋肉が動かしづらくなったり、
痛み・コリ・姿勢不良などにつながることがあります。

筋膜の問題によって起こるといわれていること:

  • 筋肉の動きが悪くなり、硬くなる
  • 姿勢が崩れやすくなる
  • 血流やリンパの流れが悪くなる

最近では「筋膜リリース」などの言葉も一般的になりましたが、
正しい知識と方法でアプローチしないと、効果を感じづらいこともあります。

ご自身で行うセルフケアグッズも多く販売されていますが、
実際には筋膜までしっかりアプローチできていないものもあるため、
気になる方は専門家に相談するのも良いかもしれません。

関連記事:筋膜リリースについて

腰痛の原因 まとめ

腰痛の背景には、画像検査では見つけづらい「構造と動きの乱れ」が潜んでいることが多くあります。

  1. 骨盤の歪み
  2. 背骨の歪み
  3. 筋肉のアンバランス
  4. 姿勢の問題
  5. 筋膜の癒着

これらは、病院で行われるレントゲン検査や投薬だけでは確認・対応が難しいケースもあります。
もし長年の腰痛でお悩みなら、「違う視点」で原因を探してみるのもひとつの方法です。

もちろん、すべての症状が改善するとは限りませんが、
これまで多くの方が「もっと早く相談すればよかった」とおっしゃっています。

特に女性に多い骨盤の歪みは、日常生活の影響で誰にでも起こりやすいため、
腰痛の根本原因のひとつとして見直してみる価値があります。

関連記事:産後の骨盤矯正を受ける前の注意点
(産後でなくても参考になります)

磐田市・浜松市・袋井市周辺で、
「病院では異常なし」と言われたけど腰の痛みがつらい…という方は、
ぜひ一度カイロプラクティックベリーにご相談ください。

「もう良くならないのでは…」と不安な日々を過ごしている方へ。
その不安に、少しでも寄り添えたらと思っています。
まずは一度、お気軽にご相談ください。

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