体は現状維持できない!?
人間も自然も同じように・・
太古から人は自然と共に生きてきました。
といいますが、人もまた自然と同じ仕組みをしています。
つまり、人は自然の一部なのです。
自然と共に生きてきたといういい方は少し違うかもしれませんね。
自然は常に変化している
たとえば、何か作物を育てたことがありますか?
うちでは春になるとミニトマトを植えます。
娘たちは夏になると収穫するのを心待ちにしています。
初めて植えた年には、1つのプランターにたくさん植えすぎたのでうまく育たず、収穫ができませんでした。
またある年には、植えた後に水をやりすぎてダメにしてしまった年がありました。
台風の塩害で枯れてしまった年もありました。
大きなプランターに土と肥料と石灰を混ぜ、苗を植えて、お水をあげすぎず少なすぎずやり、上手く育てて収穫したミニトマトは、買っ
てきたどんなミニトマトよりも美味しく感じます。
このように、苗を植えてから収穫するまでの間に、良い状態を保ったならば良いミニトマトができ、悪い状態を保って育てると上手くいきません。
これは、植えてから収穫までの間に苗・土などが日々変化しているからです。
もし植えた時の、良い状態のまま変化しないのなら、きっと全ての苗は上手く育つでしょう。
でもそういうわけにはいきませんよね。
経過を見ながら適度に管理することが必要です。
自然の摂理
自然のことは皆、大小の違いはあっても日々変化しています。
雨が降り川となり、海へ流れて蒸発してまた雨が降る。
循環しています。
これらは、自然の摂理ともいいます。
この自然の摂理を意識しながら、木や作物を植えたり発酵食品を作ったり、漁にでたりなど、日々対応して生活しています。
人の体もこれと同じ仕組みなのです。
人間の体も毎日変化している
もし生まれた時のまま、栄養も水分もたっぷりでみずみずしい細胞をしていて、バイ菌にも触れずにそのまま年をとっていけたとした
ら、どんなに健康でいられるでしょうか。
しかし私たちの体は、日々変化しています。
細胞レベルで見た時、実は昨日と今日では同じ人間ではないのです。
人間の体はこの変化に対して、意志とは関係なく自然に対応できるようにできているのです。
健康でいるために必要なこと
この変化している時に良い状態で体を管理できれば、健康でいられます。
逆に悪い状態で過ごすと、ダルさや疲れだけでなく、体調不良や病気などを引き起こします。
たとえば、カルシウムが足りないとスカスカの骨ができて骨粗鬆症となります。
女性だったら、コラーゲンやビタミンが足りないとか睡眠不足などで、肌が荒れるという経験があるかもしれません。
こういったことが体のアチコチでおこっています。
癌になって癌細胞を切除した人が、また癌ができたということがありますが、癌を切除しても同じ生活習慣を続ければ同じような病気になってしまうのは自然の摂理なのです。
自分の体は【自分のもの】になっていますか?
体の変化を知ることは、自分の体の状態を知ることになり、本当の意味で『自分の体と共に生きる』ことになるのです。
自分の体を知らないということは、自分の体が自分のものになっていないともいえます。
私の願いは『自分の体を自分のものにして欲しい』ということです。
そして、それを家族や友人にも教えてあげられるようになれたら幸せですね。
ずっと一緒に居たにもかかわらず、今まで知らずにいた自分の体を知るために、体の基本的な仕組みをお伝えできたらと思っています。
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