笑うだけで健康に!副交感神経を整える「笑い」のすすめ
いきなりですが、最近しっかり笑っていますか?
今回は「笑い」のすすめについてご紹介します。
笑いは副交感神経を優位にする
「笑い」は副交感神経の反射によって起こります。
ストレスで交感神経が優位になっているときこそ、笑うことで血行を促進し、筋肉の緊張をゆるめ、副交感神経を優位に切り替えることができます。
笑うときは普段よりも深い呼吸になり、体内に酸素がたっぷり取り込まれます。
その結果、脳や全身に酸素や栄養が行きわたり、新陳代謝が活発になり、免疫力も高まりやすくなるといわれています。
副交感神経が優位になるとどうなる?
自律神経には、活動モードの交感神経と、休息モードの副交感神経があります。
副交感神経が優位になると、次のような良い働きが期待できます。
- 心拍数や血圧が落ち着き、リラックスしやすくなる
- 血流が消化器にまわり、消化・吸収がスムーズになる
- 筋肉の緊張がゆるみ、肩こりや体のこわばりが軽減しやすい
- 睡眠の質が上がり、深い眠りにつながる
- 免疫機能が働きやすくなり、体調を整えやすくなる
つまり、副交感神経が優位になることは「体を休め、修復し、元気を回復する時間」につながります。
笑うことでこの副交感神経が優位になりやすくなるのです。
作り笑いでも効果はある?
「自然な笑い」だけでなく、作り笑いでも効果があることが分かっています。
笑顔を作ると、目や頬の筋肉の動きを脳が感知し、「笑っている」と錯覚します。
その結果、脳から全身へ「自然に笑ったとき」と同じような作用が働きます。
つまり、作り笑いでも副交感神経を優位にし、リラックス効果や免疫の働きが期待できるのです。
笑いによる主な効果
- 免疫力が高まる
- 脳の働きが活性化
- 幸福感をもたらすβエンドルフィン分泌
- 血行促進
- 新陳代謝の向上
- 自律神経のバランスが整いやすくなる
笑顔と免疫力の関係
免疫力のカギを握るのがNK(ナチュラルキラー)細胞です。
NK細胞は、体内で発生するガン細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃し、健康を守っています。
笑顔でいることでNK細胞が活性化することが研究でも分かっており、「笑うこと=免疫力アップ」に直結するといえます。
まとめ
「笑い」は心を明るくするだけでなく、自律神経・免疫・代謝にも良い影響を与えます。
自然に笑える時間を大切にするのはもちろん、作り笑顔でも十分効果があります。
日常に「笑い」を取り入れて、健康でイキイキとした毎日を過ごしましょう。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 笑うと本当に自律神経に良いのですか?
A. 個人差はありますが、笑う行為は呼吸や筋肉の緊張に影響し、リラックスしやすい状態(副交感神経が働きやすい状態)につながると考えられています。医療行為の代替ではありませんが、日常のセルフケアとして取り入れる価値はあります。
Q2. 作り笑いでも効果はありますか?
A. 自然な笑いと同じ程度とは限りませんが、笑顔の表情を作るだけでも気分の切り替えに役立ったり、リラックスを感じやすくなる方がいます。まずは「口角を上げる・目尻を柔らかくする」といった簡単な表情から始めてみてください。
Q3. どれくらいの頻度・時間で行えば良いですか?
A. 明確な正解はありません。目安としては、1日数回、数十秒~数分でもOK。お気に入りのコメディや家族・友人との会話など、続けやすい形で小さく習慣化するのがおすすめです。
Q4. 落ち込んで笑えないときはどうすれば?
A. 無理に笑おうとする必要はありません。気分が沈んでいるときは、その気持ちを否定せず「落ち込んでいる自分」を受け入れることも大切です。落ち着いたら、自然に気持ちが緩むような環境(音楽、散歩、自然に触れるなど)を整えるのがおすすめです。
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