ぎっくり腰、寝違え等、急な痛みの対処法について
急な関節の痛み… こんなとき、どう対処すれば?

ぎっくり腰や寝違えに限らず、膝や肘、肩など関節に急に痛みが出たときの対処方法をご紹介します。
※腹痛などの内臓からの痛みには当てはまりません。
まず大切なのは「冷やす」こと
急な痛みが出たときは、氷で冷やすこと(アイシング)が基本です。
急に痛みが出た部位では、炎症が起きている可能性があります。炎症とは、
「熱感・赤み・腫れ・痛み」などの反応が出ている状態のことをいいます。
このようなとき、氷で冷やすことで炎症が落ち着きやすくなり、結果として痛みの緩和につながると考えられています。
湿布・マッサージは、初期には控えた方が◎
急性の炎症期(痛みが強く出始めてから数日間)は、
マッサージ・温め・長風呂・運動などは悪化のリスクがあるため注意が必要です。
電気や針、湿布なども、タイミングや体の状態によっては逆効果になる場合があります。
今の状態に合ったケアを選ぶことがとても大切です。
アイシングのやり方
以下は、当院でお伝えしている基本的なアイシングの方法です。
- 氷嚢(ひょうのう)やビニール袋に氷を入れ、痛みが出ている場所に当てます。保冷剤や湿布では効果が弱くなります。
- 冷やす時間は15分を目安にしてください。
- その後、1時間以上あけてから再度アイシングします。
- できれば1日に3〜5回程度行えると理想的です。
- 3〜5日間は継続して行いましょう。
- 湯船に浸かるのは避けて、シャワーのみで済ませるようにしましょう。

※アイシングは「氷」で行うのがポイントです。
市販の冷却ジェルや保冷剤は温度が高く、深部まで冷やせないことがあります。
その後の過ごし方について
痛みがやわらいできたら、少しずつ体を動かしていくことが大切です。
動かさない期間が長すぎると、筋肉や関節が固まりやすくなってしまうため、
回復の段階に合わせて徐々に生活のペースを戻していきましょう。
不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
よくあるご質問(FAQ)
急な痛みが出たときは温めてもいいですか?
基本的には冷やすこと(アイシング)が推奨されます。
温めると炎症が強くなり、かえって痛みが悪化する場合がありますのでご注意ください。
温めると炎症が強くなり、かえって痛みが悪化する場合がありますのでご注意ください。
湿布は使っても大丈夫ですか?
痛みの強い初期には、冷湿布よりも氷を使ったアイシングの方が効果的です。
湿布だけでは冷却が不十分な場合があります。
湿布だけでは冷却が不十分な場合があります。
どれくらい冷やしたらよいですか?
1回15分を目安に、1時間以上あけて1日3〜5回行うと効果的です。
氷を直接当てず、タオルなどを間に挟んで行ってください。
氷を直接当てず、タオルなどを間に挟んで行ってください。
お風呂は入っても大丈夫ですか?
炎症がある可能性があるため、数日はシャワーのみにしておくのが安心です。
いつから動かし始めたらいいですか?
痛みが落ち着いてきたら、少しずつ日常動作から再開していきましょう。
無理に動かさず、不安な場合は専門家にご相談ください。
無理に動かさず、不安な場合は専門家にご相談ください。
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