「痛みが消えた=よくなった」ではないこともある、というお話
「痛みが消えた=よくなった」ではないことも
身体に不調があっても、その情報が脳へ伝わらなければ、痛みとして感じにくくなることがあります。
例えば、歯の治療の際に使われる麻酔は、神経の伝達を一時的にブロックすることで、処置中の痛みを感じにくくします。これは一時的な対処であり、麻酔が切れると再び痛みを感じることもあります。
同じように、身体の一部で起こっている炎症や緊張があっても、「痛み」そのものを感じにくくなる状態は一時的に起こることがあります。
たとえば次のような方法は、痛みの感じ方に影響することがあるといわれています。
- 神経ブロック注射:神経の伝達を抑えることで、一定時間、痛みの信号が伝わりにくくなることがあります。
- 電気刺激:電気信号によって神経の活動が変化し、一時的に痛みを感じにくくなることがあるとされています。
- 湿布や医薬品など:痛みのサイン(プロスタグランジンなど)の働きを抑えることで、症状が緩和されることがあります。
ただし、これらは「痛みの感覚」へのアプローチであり、不調の原因自体が解決されたとは限りません。
そのため、痛みが落ち着いたあとも、無理をしすぎたり、再発のきっかけとなる習慣を続けていると、症状が戻ってしまうこともあります。
痛みを「感じにくくなった」ことと、「本当に改善した」ことは、別の視点で考える必要があるかもしれません。
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よくあるご質問(Q&A)
Q. 痛みがなくなったら、よくなったと考えていいのですか?
A. 一時的に痛みを感じにくくなっても、原因そのものが残っている場合があります。痛みが消えたことと、身体が本当に整ったことは必ずしも同じではありません。
Q. 電気や薬で痛みが和らいだのですが、もう大丈夫でしょうか?
A. それらは「痛みを感じにくくする方法」であり、症状を和らげる一助となることはあります。ただし、不調の背景にある姿勢や習慣を見直さなければ再発する場合もあります。
Q. 痛みを繰り返さないために大切なことは何ですか?
A. 痛みの感覚にとらわれるだけでなく、骨格のバランスや日常の動作・習慣といった「原因」に目を向けることが大切だと考えられます。
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